現在、アメリカの大学に通う一人の女学生がいる。小学生の時に入塾してきた。まじめだ。はっきりと物事を説明しようとする。コツコツ努力をする。しかも自分は努力しないとだめだと思い込んでいる。そんな彼女が将来海外で、英語を活かした仕事をしたいと初めて言ったのもまだ小学生の時だった。私は彼女をまるで大人扱いしてまじめに言った。「僕は君に紹介したい人がいるんだ。彼は河浜の自慢の友人で、現在留学や海外の大学への入学のお手伝いをしてるんだ。」中学1年の時にも、2年の時にも同じことを言い重ねた。彼女の努力は続き、高校入試では基町高校に合格、私は毎年彼女の所属する吹奏楽部の演奏を見に行った。
 大学への準備に入る高2の頃、彼女が河浜に問い合わせてきた。「先生は、アメリカンドリームという会社の吉川という人を知っていますか?」
 私は驚いた。高校の先生から海外留学のお世話をしている会社があると聞いた。海外の大学への入学と奨学金の説明会があると言う。私は彼女に言った。「君にずっと紹介したかったのは彼だ!彼は…。彼の会社は…。」説明しながら私は運命を感じていた。彼女は自分で探し当てたのだ。アメリカの大学に入学した彼女は、初めに入学した大学から2つ目のより成績の良い大学に移籍して現在ミネソタ州立大学にいる。
 吉川浩司(よしかわひろし)舟入高校出身。卒業後アメリカの下から2番目のランキングの大学へ入学、1学期終了後、成績不足から退学の警告を受ける。そこから彼の血のにじむ努力が始まった。分厚い本を読破し膨大なレポートを書いた。寝る間も惜しんで努力したという。アメリカの大学は自分の成績をもって他の大学へ移籍することができる。彼はじわじわと優秀大学・有名大学へとステップアップ。卒業は、世界ランキングでは東京大学よりもはるかに上のUCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)。しかも成績優秀者としてその名を母校に残している。彼の同級生は世界の大企業の重役として活躍しているものも多い。
 私たちの塾は、まじめに努力する者を応援したい。努力が自分の未来を拓く道だと信じている。そして、塾を卒業するまで、励ましながら彼らに寄り添い、公立高校入試合格率90%を超える実績を出し続けている。
 吉川の体験を活かした「留学と奨学金のアメリカンドリーム」も努力する者を応援している。そして、海外の大学に入学したのちも連絡を取りながら彼らに寄り添い、何と卒業率90%を超える驚異の実績を残している。
 ミネソタ州に学ぶ彼女は今もコツコツと努力を続けている。大学を移籍する際には40を超える大学から移籍の招きを受けるという記録を打ち立てた。(写真は河浜のラジオ番組に出演した吉川氏と番組のメンバーたち)